自宅の限りあるスペースを有効に活用するためには、物の整理整頓が大切です。今では大勢の方々が断捨離を行っています。要らない物は思い切って捨てる、これが自宅を快適に使うための基本的なセオリーです。とはいえ、せっかく購入したものなのに、捨てる事には大きく抵抗を感じてしまうのもいなめないわけでして、、
お片付け術の専門家でさえ、まずは断捨離をアドバイス
しかし現実的に考えると、自室の収納力には限度があり、それを超えて日用品や衣類や趣味の道具を置き続ければ、部屋がどう頑張っても散らかります。最近はテレビでも、お片付け術を特集するコーナーがよく放送されています。専門家によってアドバイスやテクニックは様々です。ただ皆、口をそろえて助言をするのは断捨離をまず最初にすることで、特に部屋の空間を圧迫する服は優先的に整理整頓すべきものと指摘します。
冠婚葬祭などのものを除き、利用していないものは手放す!
断捨離の基準は色々とありますが、まずポイントとして抑えたいのがほとんど利用していな物を手放す事です。服であれば、一年以上ほとんど袖を通していない物は例外なく、捨てるものにしましょう。ここで例外を作ると整理整頓が捗りません。冠婚葬祭用の物などは流石に特別な物なので、例外にしなければなりません。
デイリーユースのお洋服で、1年以上着ていないものは、ライフスタイルにあっていないのでは?
一方でカジュアルウェアの場合、一年以上着ていない物は実質的に本人のライフスタイルにとって不要になっている可能性大です。トレンドにマッチしなくなったトップス、体形が変わってサイズが合わなくなったボトムス、年齢や趣味の関係で付ける機会がなくなった服飾小物、ダメージが目立ち始めて着る機会が減ったアウターなど、こういったものはまだコンディション的には使えるものだったとしても、思い切って処分しましょう。
お気に入りかお気に入りでないかで決めることも、、
断捨離のもう一つの基準として挙げられるのが、心の問題です。たとえ使用する頻度が高くても、自分が本当に好きな洋服なのか、この点を考慮して取捨選択の決断をすることです。お気に入りで着心地がよくてしょっちゅう袖を通しているもの、ただなんとなく習慣で袖を通しているTシャツ、世間で流行っているようだから漠然と身に着けているスカートやボトムスなど、自問自答して本当はあまりお気に入りではなかったものについても、収納力を高めるためには手放す。というのも、手放すもののリスト入りとして考えるのも、ひとつ。
必要なもの、好みなものは、年齢やライフスタイルで変わる。
ファッションとはある意味で世間体を気にする事がとても大切ですが、無理して自分好みではないアイテムを身に着ける、部屋に置き続けるのは返ってマイナスになります。ファッションの趣味は年齢や暮らしなどで変化するものです。半年から三か月前までは好きだったアイテムも、急に無関心になる事が多々あるもの、その場合も思い切って整理整頓をして、ときめきをあまり感じない物については処分すべきです。
ただ捨てるのではなく、リサイクル、洋服を寄付して社会貢献するなど…
処分といっても、その捨て方は色々とあります。本当にゴミにして捨てるのは勿体ない事です。例えばリサイクル店に持ち込むのも立派な断捨離のやり方です。自分の暮らしや趣味の関係で不要になったトップスやボトムスでも、アイテム自体は綺麗でまだまだ着られる物なら、お店に売るのも一つの方法。
1、リサイクル店に売る方法
最近のリサイクル店は古着の買取に力を入れています。一般の個人からでも、古着を普通に買取してくれます。特に人気ブランドのアイテムや世間で今流行っているファッションアイテムについては高値買取が期待出来るでしょう。
有名なリサイクルショップだと「セカンドストリート」さんや、その他、「フクウロ」「ウルウル」「ビープライス」「コメ兵」「ブランドコレクト 」「ネットオフ」「ゾゾタウン」「ブランディア」「ブランデュース」など、中古の買取をされてるサービスは多く存在します。
2nd STREET(セカンドストリート)
https://www.2ndstreet.jp/
地元にリサイクル店がない、という方もネットを使えばOKです。宅配買取というサービスがあり、これなら宅配便を活用して古着をお店に送り付けるだけで、買取がお願い出来ます。
空き箱に要らない服や服飾小物を入れて送付するだけですし、スマートフォンやタブレットから気軽にいつでもお願い出来るのがメリットです。多忙な主婦の方も、これなら確実に断捨離が進められ、収納力を大幅にアップさせられます。
古い物を整理整頓する事で、気持ちも部屋もリセットでき、より収納力を意識したインテリア作りが始められます。
2、フリマアプリを利用する
最近だと個人と個人の取引となる「メルカリ」や、地域の人と受け渡しをする「ジモティ」などのスマートフォンのアプリをつかったC2C(個人間取引)サービスで、洋服を売りお金にするなどのサービスも多あります。
3、洋服を寄付して、社会貢献をする
その他、お金に変えるのではなく、販売された利益をさまざまな社会貢献に変える橋渡しをされているサービスも多くあります。
古着を発展途上国に送り、一部販売され利益になったところからワクチンまで送ってしまおうというが「古着deワクチン」さん
古着deワクチン|不要衣類・バッグの回収で社会貢献
https://furugidevaccine.etsl.jp/
いちおう気になるのでWebを見てみると、日本リユースシステム株式会社、 株式会社 リクルートマーケティングパートナーズ(ゼクシィBaby)、認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会で共同企画された事業とのこと。
ブランド品の中古の売買のサービスをされてるブランディアさんが運営されてる「Brand Pledge | 洋服・ブランド品寄付サービス」簡単に言うと、ブランド品を売ったお金が自分に戻ってくるのか、寄付するかといったところ。寄付ができる団体も自分で決めることができる、また、 税控除対象の団体への寄付は、最大約50%の税金が返ってくるので、お得に寄付するなんてこともできるようです。
Brand Pledge | 洋服・ブランド品寄付サービス
https://brand-pledge.jp/
・国際協力をしたい
・ 自然環境を守りたい
・ 動物を守りたい
・ 出産・子育てを支えたい
・ 子供に教育を届けたい
・女性の支援をしたい
その他、古着屋さんを運営している 株式会社Kurokawa さんが運営している「フクサポ」さん。ここも、不要になった服を主に東南アジア圏でリユースとして販売し、カンボジアの地雷の撤去、ラオスの不発弾の除去、ウガンダの 元子ども兵社会復帰支援センターへなどに支援に使われているとのこと
こうやって支援できる団体なども多く、服はゴミとして捨ててしまうのは勿体ない!ほとんどの団体が無償で引き取ってくれ、なおかつ税金対策になるものあり、そして社会貢献、どこかの誰かの役に立っているなんて素敵じゃないですか?
お洋服捨てる前に、是非ご自身のお洋服の行先、考えてみませんか?